ライブレポート
YUZU ARENA TOUR 2011 「2-NI- × FUTARI」

4月6日(水) 日本ガイシホール(旧名古屋レインボーホール) 17:30/18:30
ステージの中央後ろの階段からラフに歩いて登場。
二人の服装は…
北川:白いジャケットに「2-NI-」のツアーTシャツの白バージョン。Mステで着てたものと恐らく同じ。紺のジーンズに黒いブーツ。
岩沢:白い襟シャツに、北川さんと同じ白いツアーTシャツ。黒のジーンズに黒いスニーカー。

楽器を準備し、2人で握手してスタート!

01.雨と泪
1曲目にこれ…!!
私の中で、この曲はもう1番好きな曲かどうかとか、そんなランキングの範疇にない殿堂入りしてる曲なんですよね。
全然予想してなかったけど、言われてみればそうだよねやるよねって。前の週のラジオ特番でも歌っていたしね。

曲終わり、岩沢さんがギターでリズムを刻む。分かりやすく言うと、FUTATABIのライブスタートの時みたいに。
そのリズムが刻まれる中、北川さんがギターを置いてタンバリンを手に取って、マイク前に行き、いつものように客を煽る。
北「名古屋の皆さんこんばんは、ゆずでーす!皆、元気ですかー!スタンドの皆元気ですかー!?後ろの皆元気ですかー?真ん中の皆元気ですかー!前の皆元気ですかー!?横の皆元気ですかー!?名古屋、元気かー!?ワン、ツー、ワンツー『贈る詩』!皆今日は本当に集まってくれてありがとうございます!ありがとうねー!」

02.贈る詩
北川さんはハンドマイクを持って、前奏や間奏で「123ヘイ!」と煽りながら、ステージを右に左に移動してました。
途中は「日本全国の皆、そして今日この会場に集まってくれた皆の〜」。ティリティリ♪は女子と男子に別れて。
男子の時はカメラさんがおじさんを映して、笑いが起こってました。いつも絶妙な人選(笑)
そしてモニターを見て笑うゆず。

ちなみに、タンバリンは白で真ん中に赤がカーブになって入っているデザイン。日の丸だね。この間までのTV出演ではずっと青系のタンバリンだったので、これも今回変えたんですね。

私事だけど、ファンになって十数年、今回の追加公演でやっとライブが自分の誕生日に被ったんです。ニアミスは何回かあったけど、やっぱ当日じゃないと。ね。それで、やっと、誕生日に贈る詩が聞けそうです。そっちで感動で泣いた(笑)…追加でカットされたら泣くに泣けないんだけど(笑)

03.手紙
手紙、心を込めて唄ってました。
最初から客電は付きっぱなしで、大型ビジョンにゆずが映ってて。曲間やギターチェンジの時も消えず、ドームライブを思い出しました。それと、冬至。やっと去年の冬至の日ライブに参加できたような気がします。同じ2人でやってても、FUTATABIって感じはしない。

北「前略。みなさんこんばんは……。(こんばんはー…)声が小さいもう一度!こんばんは!(こんばんはー!!)」←最初声が小さいの、北川さんのせいだと思う(笑)
北「素晴らしい!YUZU ARENA TOUR 2011 2-NI-×FUTARI(ゆずアリーナツアー2011 に ばい ふたり)名古屋公演にお集まりいただき、本当にありがとうございます!こうしてライブがやれること、ツアーが回れること、また名古屋に来れたこと、本当にうれしいです。どうもありがとう!3月11日、東日本大震災が日本を襲いました。日本は今、深い悲しみと、大きな不安に包まれています。そのような中でツアーをやるべきか中止にするべきか、ゆず、そしてゆずチームみんなで何度も何度も話し合いをしました。そして僕らが出した答えは『今こそ皆に歌を届けたい』という思いでした。とは言え日本はまださまざまな問題を抱えています。僕らは当初予定していた内容を見直し、最小だけど最大限、最高のステージを目指します。こんな時だからこそ、僕らの原点である、路上魂で頑張ろうと思います!今日はいま出来ること精一杯頑張りたいと思います!1人1人の心に届くように歌いたいと思います。今日は集まってくれてありがとう!…PS.被災地で苦しんでいる皆さん、そして全国の皆さんに、ここ名古屋からどえりゃ〜熱いエールを皆で届けしましょう!頑張ろう日本、がんばろまい日本!」
“がんばろまい”ってのは名古屋弁だそうです。

北「3月11日の地震の時、僕らは芝浦のスタジオにいて、リハーサルの休憩時間でね」
厚治「うんうん」
北「結構東京も揺れまして……いくつだっけ?震度……5強?」
厚治「震度5・強!」
北「5強。古い建物だったから結構揺れてね。リハーサルがいつ再開できるか分からないという状況でね。ツアーができて本当に嬉しいです。今回集まってくれてありがとう!そんな中だったんで、手紙で言ったんですけど、当初予定してた内容から随分内容を変えまして、岩沢君と2人で、芝浦から地元近所のスタジオに移動して2人だけで練習しまして(笑)次の曲は当初予定してなかったんだけど、急遽やりたいなと思いまして。聞いてください」

04.はるか
素っぴんVer.……前のツアーの時も、ピアノだけっていうシンプルバージョンだったけど、やっぱり素っぴんの声の強さはハンパじゃないですね。映像も、凝ったものが無く、ただ2人を映しているだけ。シンプルイズベスト。北川さんの横顔とそのバックに白い照明が見えているアングルでの映像がとても好き。

05.からっぽ
「はるか」から、楽器を変えてすぐに入る。イントロのハープが聞こえると、うわわああ!ってなります。
2人とも声の調子がよくて、伸びて伸びて。

終わって、北川さんが元気良く
北「それでは引き続きお楽しみください!」
と。今までの流れを一旦区切って。

06.濃
「ほか弁」のところで岩沢さん満面の笑み。
高らかに「くそったれぇぇぇ〜!」て笑顔で歌うのを見るとなんか違う気がするけど(笑)、ほっこりする。


07.少年
北川さんはハンドマイクになって、左右の花道に走っていって、いつもの通り皆を盛り上げていく。
今回は「♪つまずく事も沢山あるだろう」でちょっとつんのめるマネだけで、転ばず。
恒例の「Y・U・Z・U」は普通→小さく→もっと小さく(吐息)→「しゃれおつ(お洒落)」な感じで→大きく。
岩沢さんは「Z」をノリノリでやってました。手だけじゃなくて、珍しく何度も全身で。
しゃれおつは気障な感じで、カメラが煽りで下から北川さんを映し、それをナメるように見る北川さん。
北「ワイ〜ユー〜ゼット〜ユー〜紅茶でもいかが?」←笑。
北「スタンドの皆元気ですかー!?後ろの皆元気ですかー?真ん中の皆元気ですかー!横の皆元気ですかー!?前の皆元気ですかー!?名古屋、元気かー!!」


北「ほんとライブできてよかったです、ありがとう!えー、次やる曲も、最初はやる曲じゃなかったんです。次の曲は、皆も、曲が分かったら是非一緒に歌ってください!」

08.栄光の架橋
「誰にも〜」でマイクから離れ、皆に歌わせる。岩沢さんは、途中のハモりはちょっとだけ歌ってました。
2人とも、会場全体を、皆の顔を1人1人じっくり見ているようでした。2番からはゆずが歌う。
この間のSDDライブでは客席が歌っているのを北川さんが手で制止して歌ってたけど、今回の2番は皆も歌ったまま。じっくり聞かせたい時と一緒に歌って欲しいときと…見極めが難しい。

栄光〜が終わって、ここで初めて暗転。ステージは完全に暗くなって、会場内には緑の非常口のライトだけが浮かび上がる。

Overture-2-が流れる。画面に「YUZU ARENA TOUR 2011 2-NI-×FUTARI」の文字。そしてゆず2人にライトが後ろから当たってシルエットだけ見える状態で、
「♪WOW WOW WOW WOW〜」
HAMO!と思ったら、一小節で終わって、同時にバッとステージの照明が点いて。暗転の間に、バンドメンバーはそれぞれの定位置にスタンバってました。ここからはバンドが入って、映像も作られたものが使われて、照明も色が使われていきました。一気に色付くステージ。

09.慈愛への旅路
川崎ラゾーナでの発売記念イベントを思い出しました。あの時は暑かったなぁ〜(遠い目)

北「ここから一緒に演奏してくれる仲間を紹介します!2 much humans(トゥーマッチヒューマンズ)です!今日この会場には、8501人の人が集まってくれています。8501人、1人1人の心にお届けしますんで、よろしくお願いします!」

10.マイライフ
映像は、音符とかの線の絵がくるくる万華鏡のように回るもので、かわいかった〜。このほかにも、数曲ちょっとWindows Media Playerの画面のような雰囲気の映像がでてきました。前のツアーの岩沢祭って感じの映像もある意味大好きだったけど(毎回爆笑してた/笑)、これもいいねえ〜。すごく作り込まれた映像より、こういう素朴なのがいいね。
音は…。やっぱり、震災の影響であんまりバンド練習できなかったんだね。
ちなみに次の日のアリーナ席よりも、この日のスタンドの方がまだよかった。アリーナではゆずのギターの音と声が聞こえなかったくらいで。これからツアー回って、どんどん良くなっていくと思うので、次を楽しみにしたいと思います。

11.1か8
赤いライトが使われ、映像は2人が一瞬一瞬映るような…それと歌詞が出て…サブリミナルみたいな。ゆずが刷り込まれる〜!(本望です)
北川さんが、棒立ちで歌うのがすっごくかわいいんです。ギター(初めて見る赤いエレキ)持っているけど、サビ以外では弾かず、コードも押さえず、きおつけの状態でほぼ無表情で歌ってて。ただ立っているだけなのに、なぜかかわいい。
そして隣の岩沢さんはかっこいい。このギャップがたまらない…!
岩「ギター!」おお珍しい!!で、エレキギターの2人がセッション。
北「岩ちゃん!」でハープソロ!いつか両手ハープしてくんないかな〜。ハープ吹き終わりが…かっこ良い。

12.代官山リフレイン
バイオリンの帆乃佳ちゃんがノリノリでかわいい〜。
ソロがあったりもしてね。そしてそのたびにゆずがそっちを向いたりしててね。まさに音楽楽しんでまーすってニコニコ顔で。
北川さん、歌い方を変えてるところがあって、えーっと「♪スリ減ったブーツでタバコをふかした」の辺りかな?わざと音程を上げて歌ってて、「君は東京」のライブの時みたいで。あれも最初は違和感があったけど、今はそれが普通のイメージ。

ここで“2 much humans”のメンバー紹介。Key&バンマス斉藤有太。Dr松原 "マツキチ" 寛。Ba林由恭。Gr佐藤じーけん、Vl佐藤帆乃佳
斉藤有太さんは民生さんのライブでいつも見てる人だから、ゆずライブに居ると変な感じ。しかもバンマスでさらに不思議な感じ。バンマス"おかん伊藤(伊藤隆博)さんが居ないツアー、初めてじゃない?

名前を呼んでメンバーが会釈すると、北川さんが「好きな果物なんですか?」と。メンバーを紹介しつつ、皆に聞いていく。
で、最後のメンバーはGケン。今回はGケンがオチに使われているようで(笑)
北「ギター佐藤Gけん!今回はこのメンバーで…」
G「ちょっ!あのっ僕にも聞いてくれないんですか?好きな果物とか…」
北「じゃあね、好きな漬物の種類は?」
G「……浅漬けが好きです(笑)」
で、ゆずに爆笑されるGケン(笑)
この時、爆笑しながら岩沢さんがGケンに直接何か言ってた。なんて言ってたんだろうな〜。

13.桜会
武道館を思い出しますね〜。ピンクの照明ライト会場全体がピンクに包まれ、映像も武道館の時と同じようなピンク。思わず上を見上げるけど、桜吹雪は飛んでこなかった。バンドが違うと、こんなにも音が違うんだって思った。面白いねー。桜の時期にこの曲が聞けるのは嬉しいね。

14.from
バイオリンから始まったfrom。映像にはPVのような白い光のつぶ。綺麗でつい魅入ってしまった。
やはりこの曲は生だと違うねー。いつか、野外で聞きたいな。

15.彼方
岩沢さん、前奏でジャーンって弾くたびに手を挙げる。
北川さんがハンドマイク。エフェクターがかかってて、かっこいい。岩沢さんの低音美声も、生だとたまらない〜。

曲が終わって、すぐにリズム隊がリズム取り始める。それに合わせてファンも手拍子をしてるなか、北川さんがハンドクラップで煽る。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッがパンパンパンパンパンパンパンパンって感じに。
岩沢さんはちょっとだけやってた…と思う。ちょっと次の日のライブと記憶がごっちゃに(汗)

北「わんつーさんはい!」

16.シシカバブー
前奏途中からゆずが花道に移動!!いつのまにか花道の先(サブステージ)にマイクがセッティングされてる!
岩沢さんがカメラにぐいぐい寄るの。顔芸がすごいの。
2番が終わって、長い間奏の間にメインステージに戻って、2番はメインステージで。もっと居てほしかった…。戻る時に岩沢さんがピックを投げた!
「♪yes go yes〜」の後のシャンシャン!で手を振る動作が大好き。


北「次やる曲は春の曲じゃなくて、夏の曲をお届けしたいと思います。夏色ー!」
スタッフが花道にそれぞれ10〜15人くらい走ってきて片膝ついてスタンバイ。
北「今回は最小で最大限のライブですので、スタッフが手動でテープをやりたいと思います!1.2.123ヘイ!」
でスタッフが手に持っている長い銀紙テープを1人1本飛ばす。クラッカーでもないから、音すら無し。
あれってそんなに電気使うもんなのー!?(笑)

って、次の日判明したんだけど、シシカバブーでグルグル回ってたサーチライト、これ、実はスタッフが手に持ってぐるぐる回してたそうです。友人に教えてもらいました。ゆずを見るのでいっぱいいっぱいで私は全く気が付かなかったよ。思ってたよりも、とことん人力!!
凄い!今回は、普段見ないところ(つまりゆず以外)ももうちょっと目を向けてみようと思います。

17.夏色
掛け合いは「サブリーダー」「リーダー」
最近はパンパンパパパン!を必ず言っているねー。
1回目の「もう1回」は2人とも水飲んだりタオルで顔拭いたり。そ知らぬふり。で、
北「バカヤロー!やっとライブできたんだぞー!?もう1回やらねえわけねーだろ!!」
でもう1回。掛け声は「ソレソレソレソレ!頑張れ日本!頑張れ日本!」で、合図は「123ヘイ!」じゃなくて、「イチニッポン!」北川さんは北川さん側の花道に走っていって。2回目のもう1回は北川さんが自ら煽ってもう1回。北川さんは岩沢さん側の花道に走っていって、ピョンピョン飛び跳ねる。その時、ビジョンには岩沢さんがドアップで!そして顔芸を!!超笑顔でチラッチラッとカメラを見るの!それがね、すんーごくかわいーの!!

曲の終わり、なんと岩沢さんが!!
岩「どーもありがとーーー!!スタンド元気ですかー!後ろ元気ですかー!真ん中!元気ですか?横、元気ですか!ふふっ(笑)…前は元気ですか?名古屋元気ですかーー!ありがとー!!!」
ひい!なんでどうして?!いい声!あれっ?北川さんは??と、アワアワしてたら、後ろから北川さんが登場!
日本国旗を首で結んでマントのように翻して登場。国旗には、名前が沢山黒マジックで書いてありました。多分今回のバンドメンバーとスタッフの名前が書いてあるんだと。それと、さっきの赤いエレキで。

18.陽はまた昇る
2006年のリボンツアーの最終日がここ名古屋で、この曲が最後の曲だったんですよー。感慨深い。
珍しく岩沢さんもオンマイクで「ヘイ!ヘイ!」と言いながら、タオルを持って振り上げて煽ってた!
後奏で、2人ともそれぞれステージを移動したりしてセッションしたりして。
締めは、北川さんの音頭で「頑張ろう、ニッポン!」を会場皆でコールアンドレスポンスで繰り返して〆。

北「今回ツアーを回れることが本当にありがたいです。ありがとう!僕らには、人間には、沢山乗り越えていかなきゃいけないものがあると思います。僕らは何かを乗り越えていく時、音楽がありました。皆にも音楽があります。その時、みんなの音楽が僕らの音楽だったら、こんなに嬉しいことはありません。次の曲は、今日集まってくれた皆、そして全国の皆に届けたいと思います」
一言一言、噛み締めるように話してました。

19.虹
最初はピアノとゆずだけの虹。2番からバンドが入って。映像は、ゆずの姿と「超えて 超えて 超えて」と歌詞だけのシンプルなもの。
鳥肌が立ちました。声が今までとまた違う。こういう時の2人の声は本当に凄い。
間奏の「あーあぁ〜」って2人のハモり、前回のツアーでは暗転になってフィーチャーされてなかったけど、今回はライトが当たってて唄っている表情が見れて嬉しかった。

20.HAMO
虹からそのままHAMOへ。最初の「♪WOW WOW WOW WOW〜」の部分は、バンドが入って1小節唄った時と同じ逆光シルエット。北川さんは2番からハンドマイクに。後奏で、2人とも指を2本上に出す。北川さんがやって、それを見て岩沢さんも。まるでピースサイン(peace sign)のよう。

EN
2人とも緑のツアーTシャツに青っぽい上着で登場。
ファンがアンコールに贈る詩を歌っていたので、そのファンの手拍子に合わせて岩沢さんは横に揺れながら手拍子。北川さんは軽く手拍子しながら、ファンの顔をじっくり見回してました。印象的な、とても嬉しそうな表情をしてました。一緒には歌わず、曲の区切りのところでマイクに寄ってMC。

北「アンコール呼んでくれてありがとう! まずは2人だけでやりたいと思います」

21.わだち
この曲も大好きだ。

北「次にやる曲も、やる予定じゃなかったんだけどね。聞いてください」

22.ワンダフルワールド
素っぴん!!前奏で分からなくて、北川さんが唄い始めてそこで判って、うわぁぁ!と。
目の前に、一面の緑が見えた気がしました。ワンダフルワールドツアーの時のステージ。

そしてMC。北川さん、声が震えてました。目の端も赤く。
北「皆集まってくれてどうもありがとうございます!何度も言って申し訳ないんだけど、こうやってツアー回れてこうやって来れて、本当にありがたいと思ってます、ありがとう!今回の大震災があってねー、本当にみんなもいろんなことを考えたんだけど、僕たちも色々考えました。改めて、これからも自分たちの周りに起こる色々なことを全部音楽にして届けようと思いました。なので皆もまた待っててください。えー……震災で亡くなられた皆さん、そして今も被災地で苦しんでいる皆さん、そして全国で胸を痛めている皆、そして今この会場に集まってくれた皆1人1人が“Hey和”になりますように、この歌を届けたいと思います」

ゆずとバンドメンバー、HEY和のライトを灯し、ゆずはマイクスタンドにつけられた置き場に灯したままのライトを差し込む。1つ1つ、ろうそくが灯されているよう。

23.Hey和
皆、曲に合わせてライトを左右に振ってました。私は例によってそんな余裕がなかったので、胸元で両手で持って。ゆずと同じように灯して。

「どこまで歩けば〜」のところで岩沢さんに、「そっと目を閉じ」の所で北川さんに白色のピンスポット。ここ大好きだ。

一度曲が終わったかなと思ったら、前奏と同じピアノが演奏され、北川さんMC。
北「今日ここで皆と歌い、この願いと祈りが、多くの震災で亡くなった皆さん、被災地で苦しんでいる皆さん、そして全国で胸を痛めている皆に届くと信じています。皆さん、僕らに続いて歌ってください」
で「Hey和」のコールアンドレスポンス。北川さんはライトを手に持って、左右に振って。そして最後の大サビをもう一度歌って、曲が盛り上がって大々円で終了。

北川さんがメンバー紹介。岩沢さんは左の方に移動し、メンバーに拍手。そして全員の紹介が終わると、
岩「2 much humansに大きな拍手を!」
北「サブリーダー岩沢厚治!」
岩「どうもありがとうございました!リーダー北川悠仁!」
北「どうもありがとうございました!」

そして2人で前に出て、生声で「きおつけ!れい!ありがとうございましたー!」
2人とも最後のMCはなし。これはちょっと寂しいね。北川さんは日の丸マントをまたつけて、2人とも手を振りながら、来た時と同じく中央の階段から退場していきました。

いつものライブ後のモニターには
「君の為に何が出来るのだろう 消せない明かり灯し続けてゆく またあおう ゆず」と。

で、それを撮影してる客。ライトも撮影も、やっていない人より、やっている人が目立つんですよね。だから多く見える。多くの人がやっているとやっていいって思ってやってしまう。でも、それは大きな間違い。今スタッフが注意をしないのは、注意しても聞いてくれなかったり、それでトラブルになったりしたからだって。
今までの冬至が無くなったように、この文字も無くなっちゃうかもしれないよ?今ツアー中に、場内の撮影なくなってほしいな。


今回、雨と泪(←こらえた)とシシカバブー〜陽はまた昇る以外、まあ大体泣いてて。タンバリンのデザインが違うってだけで泣いてたくらい(笑)だけど、いちいち「泣いた」って全部に書いてもくどいだろうと、省いてみました。

「最小で最大限のライブ」を掲げて行われた今回のツアー。
中に入って、ぱっと見ただけで、納得しました。ぐるりと丸見えのステージ。ステージ後ろや使われない客席に暗幕もかかってない。モニターも1つだけ。何の仕掛けもなさそうなステージ。映像も夏色の銀テープも。本当に最小限。でも、ゆずがいればいいんだ。それだけで最大限。
--セットリスト--
01.雨と泪
02.贈る詩
03.手紙
04.はるか
05.からっぽ
06.濃
07.少年
08.栄光の架橋
09.慈愛への旅路
10.マイライフ
11.1か8
12.代官山リフレイン
13.桜会
14.from
15.彼方
16.シシカバブー
17.夏色
18.陽はまた昇る
19.虹
20.HAMO

EN
21.わだち
22.ワンダフルワールド
23.Hey和